DIYをするのに必要なのは、工具だけだと思っていませんか?
工具はDIYに欠かせないとても大事な道具ですが、作業台も意外と必要な道具なのです。DIYをする際、材料を床に直置きで切断したり、穴を開けたりすることはかなり困難です。
何か椅子やテーブルなどで代用することも可能ですが、やはりちゃんとした作業台だとDIYが劇的にやりやすくなります。
DIYで作業台を使うと、丸ノコ、ジグソー、ノコギリでの切断や穴あけ、ネジ締めなどの作業効率がアップします。また、作業台を使用することで安全性もぐんと高くなります。
今回は、簡単で場所を取らない組み立て式の作業台を作った時の作り方について紹介いたします。
作業台の必要性とは?

勉強をする時に、机がないと書いたりできないですし、長時間の勉強はできないですし、効率が下がってしまいますよね。それと同じくDIYには、作業効率アップと安全のためにも作業台が必要なのです。
簡単だったり、一回しかしないDIYだったら、作業台は椅子やテーブルで代用して作業をすることができます。しかし、DIYを頻繁にしたりするのであれば、作業台がないと不便ですし、効率が悪くなってしまいます。
作業台と言っても種類はいろいろありまが、基本的に常に作業台を置いておく常設スタイルの作業台と、必要な時に取り出して置く仮設スタイルの作業台に分けることができます。

常設スタイルの作業台の場合は、常に置いておくため作業台を置いておくスペースが必ず必要になりますが、常設なのでかなりしっかりとした良い作業台を作れます。

仮設スタイルの作業台の場合は、必要な時にだけ取り出して使えるのでスペースをとることはありませんが、折り畳んだり、取り外したりできるようにできているため常設スタイルの作業台に比べたら頑丈度に劣ります。
今回の記事で紹介するのは、後者の仮設スタイルの作業台です。
仮設スタイルの作業台

仮設スタイルの作業台は、常設スタイルの作業台よりも簡単に自作で作ることができるので初心者でも手が出しやすいのです。
市販の折り畳み式のワークベンチやソーホースを使っての作業台も仮設スタイルの作業台に含まれます。
しかし、DIY用に使う作業台はやはり自分で作りたいですよね。
そこで、紹介したいのがよく大工さんが現場に持ち込んで組み立てて使っている合板を利用した作業台です。足の部分が2枚の合板を交差させてできているため、ペケ台とも呼ばれています。
仮設スタイルの作業台の作り方

確認ポイント
作業台を作り始める前に、確認しておくべきポイントが3つあります。
①作業台の大きさは、使用する場所のスペース次第で決めます。一般的に上におく天板の大きなサイズは、1820x910mmになります。
②また、天板の厚みも配慮しなければなりません。厚みが増すと値段も比例して高くなってしまうので、厚みがあればあるほどいいというものでもありません。なので、最低でも30mmほどはあった方が望ましいです。
③最後に、一番重要なのが作業台の高さです。立って作業をするので基本的に作業する人の身長によって合う高さに違いが出てきます。市販で売られている作業台などを見ると、800〜950mmが一般的だと言えます。
用意するもの
【材料】
- 合板 3枚 (使用したのは1820x910mmサイズ)
【工具】
- メジャー
- 鉛筆
- インパクトドライパー
- ジグソー
作り方
- 合板を半分にカット
1820x910mmの合板なので半分にカットすると高さが910mmになり、作業台の高さとしてはちょうど良いので、合板2枚とも半分にカットします。
- 半分にカットした合板に穴を開ける
ステップ1でカットした91x91cmの合板のちょうど真ん中にインパクトドライバーで穴を開けます。開ける穴の直径は、合板の厚みより少し長めにします。
- 開けた穴までカットする
ステップ2で開けた穴の部分までジグソーでカットして交差させるためのくぼみを作ります。ステップ1で半分にカットされた残りの合板3枚にも同じく穴を開けて、カットします。
- 出来上がった合板を組み合わせる
ステップ3で出来上がった合板4枚を2枚ずつ交差させて組み合わせて作業台の脚2つを作ります。
- 脚の上に合板を置いて完成
ステップ4で作り上げた脚2つの上に最後の合板を置いて作業台の完成です。
組み立て式の作業台の作り方は以上です。私自身、作業台は初めて作ってみたのですが簡単にできました。
使わない時は、取り外してただの合板としてどこかの隙間に立てかけて置けるので邪魔になることもなく使い時に取り出して組み立てるだけでいいのでとても使い勝手がいいです。
さいごに
いかがでしたでしょうか?DIY用の作業台と言っても形や大きさ、種類がいろいろあります。
今回紹介したのは、安くて簡単に作ることができる組み立て式の作業台「ペケ台」でしたが、どんな作業台でもDIYを楽しむことはできますのでご自身の使用頻度や重視する点を考えてみてください。
DIYに取り組む環境は人ぞれぞれ違いますが、作業台があればみんな作業がしやすくなり効率がアップします。また、安全性も増すのでぜひ作業台を作ってみてくださいね。