そもそもペットは人とは違った暮らしをしている動物ですから、人の暮らしの中で生活してもらうとなるとそれなりに不便を感じているのかもしれません。もしそうなら、DIYで解決してあげられることがたくさんあります。人とペットが両方暮らしやすいと思える空間が家にできたら、それはとても素晴らしいことではないでしょうか。ぜひそのペット愛をDIYにぶつけてみましょう!
犬小屋を作って喜んでもらおう!
DIYの定番のような立ち位置にもなっている犬小屋。本格的なDIYをしたいと思うものの、家の中や庭辺りで新しく作るものがない、修繕が必要なものがないという場合があります。修理に関しては業者に頼んだ方が、下手に手を出すより良いということもありますしね。となると、その目が向いてくるのがペットです。犬を飼っているなら、今よりもっと良い犬小屋を作ってあげられるでしょう。
特にこだわりがないのであれば、犬小屋は板を組み合わせるだけでできます。カットしやすい木材ならいじりやすいですし、他の素材より適しています。犬小屋は外に出している人も多いですが、すると多少なりとも雨風にさらわれますよね。この時、もし鉄製だったら日光が当たると暑くてとても入れたものではありませんし、犬がやけどを負ってしまいます。
プラスチック製も、日の熱さで変形してしまうことがありますし、軽いので押さえておかないと危ないでしょう。そうなると、やはり日光によって鉄ほど熱くならず、プラスチックほど軽くない木材がぴったりなわけです。
木材は色も塗れるので、好みの色にしてちょっと派手にしてみるのも良いのではないでしょうか。犬にとっては家になるのですから、可愛くアレンジしてあげると愛情がこもっていて喜んでくれるかもしれません。
板だけで作れるキャットウォークに挑戦!
上級者でないとできないと思われがちなキャットウォークですが、実は板を壁に取り付けるだけでできちゃうので初心者でも簡単に完成させられます。猫に高い場所を作ってあげるとより快適に過ごしてくれますから、市販の小さなキャットタワーより、自宅に沿った形で付けられるキャットウォークを作ってみるのもアリでしょう。
キャットウォークを作るのに必要な材料は木の板と、壁に頑丈にくっつけるためのネジや釘、それを扱う工具のみです。意外とシンプルな作りになっているので、単に歩く場所を作ってあげるくらいなら短時間でできるでしょう。
猫が誤って落ちてしまわないだろうかと幅のある板を使う人もいますが、それだと部屋に圧迫感が生まれてしまいます。それに、猫にとって細い場所を歩くのはお茶の子さいさいなので、細い板でも問題ありません。あまり幅のある板だと今度は人間の方が住み心地悪く感じてしまうので、猫にも人間にも暮らしやすい住まいを目指すのがベターですね。
もし木材を切る機械を持っている、扱えるというのであれば、写真のように板を丸くくりぬいて猫の居場所を作ってあげることもできます。もともと狭い場所を好むので、そんなに大きなスペースを取る必要はありません。小さいものなら作るのも難しくありませんし、箱を作ってからキャットウォークに乗せれば高所でも難しい作業もなくなります。まずは安全な場所で猫にとって居心地が良さそうなボックスを作ってあげましょう。
猫の仮住まいだってDIYで作れます!
キャットウォークの話をしましたが、DIYのし甲斐があるのはやはり猫ですね。狭いところを好むので、そのための場所を新たに作ることもできます。仮住まいがないと落ち着かない猫も多いので、あえて小さめの居場所を作ってあげるのはどうでしょう。
仮住まいを作る際には、簡単に移動させられるような比較的軽いものがおすすめです。場所を固定するのももちろんOKですが、日が当たるところに移動させればそこでまどろんでくれるかもしれないからです。猫は日を浴びることが大好きですよね。健康のためにもそうしてあげた方が良いので、その仮住まいで日光浴させてあげるのです。
仮住まいは、本格的なDIYをしなくても大丈夫です。猫用の高級ベッドを買ったのにその辺のダンボールに入っているという猫はネットでも良く見かけます。そのため、いらなくなったダンボールをおしゃれにアレンジしてあげるだけでも猫にとっては立派な仮住まいになるのです。
ハムスターのケージも作れる?
小動物で不動の人気を誇るのがハムスター!ハムスターを飼うなら広いケージを用意したいところですが、売られているものはとても狭くて可愛そうなほど…。それを知らずに売り物だから大丈夫と思っている人もいますが、実は市販のものでは不十分な狭さであることはハムスター好きなら知っていることです。
ということで、大きなケージを作ってあげるというのもDIYの腕の見せどころ!ハムスターは何でもかじるので、歯が悪くなるようなプラスチックはNGです。木材を使い、噛むようなでっぱりがないよう広くケージ型にしてみましょう。それだけでは殺風景だと思うかもしれませんが、そこにハムスターが安心して使える巣箱などを入れてあげれば充実したハムスターライフを送ってもらえます。
しかし、ケージを手作りすると重くなってしまうので、どこでハムスターを飼うか決めてからDIYをするようにしましょう。動かす必要がない場所なら移動時のリスクも軽減できます。
まとめ
犬や猫、ハムスターなどペットのためのDIYについて解説してきましたが、興味がある、やってみたい、そんなものはありましたか?もちろんここで紹介したもの以外にもたくさんのものが作れるので、アイデアが浮かんだらそれをどう具現化すれば良いか考えてみてください。ペットのためになるものであれば作り甲斐もあるはずです。人もペットも暮らしやすい場所ができたらそこは楽園!大好きなペットと同じ空間で癒されましょう。
30代の会社員、女性です。
モノづくりが好きでたまに創作意欲がわいてきます!