棚があれば物が片付き、家の中がスッキリします。大きなものを置くスペースがないというのなら、少し小さめのものを作るなど100%自分好みにできるのもDIYの魅力ですね。大きさだけでなく色だって変えられるので、飾り付けにも個性が出ます。出来上がって自分で使うことを想像するだけでワクワクしたら、ぜひ一度世界に一つだけの棚を作ってみましょう!
棚作りは細い板を組み合わせる方法がおすすめ!
棚というと、材料に板を用意する人もいますが、それが自分が希望する棚の大きさでなかったら当然カットする必要が出てきますよね。ホームセンターでお願いすることもできますが、初心者で始めて棚作りをするというのであればちょっと難易度が上がるところです。かといって自分でノコギリを使って切るのも難しい…。
となれば、万能な細い板を使いましょう!全く切らないのであれば細かなサイズ調整はできませんが、板の数だけ大きさを変えることができます。安上がりにしたいのであれば、100均の園芸コーナーなどですのこを買ってきて、それを剥がすと良いでしょう。他にもDIY用に板を用意してくれているインテリアコーナーなどがあるので、そこを見てからでも良いですね。
板選びは、そんなに重いものを収納するつもりでなければ基本的にはどんなものでも結構です。木材の強度があれば十分な収納がほとんどでしょうから、ここはあまり心配いりませんね。心配すべきところはその接着部分です。釘やネジなどできちんと止められていない場合には、あまり強度が高くなく、場合によっては数年後にガタが来ることも。
もし工具を扱うことに自信がないなら、すぐに釘などが通るよう薄目の板を選ぶのがポイントですね。
板の色を変えてみよう!
せっかくDIYをするのであれば、作る棚の色も自由に変えてみましょう!これこそDIYの楽しみです。木材は、アンティーク調ととても相性が良いです。色を付けてあえて古い木材のようにしたいなら、専用塗料を付けた後にいらない布でそれを拭き取ってしまいましょう。そうすることで色が適度に木材に染み込み、使い古された良い感じが出てきます。
ペンキなどで着色する場合は、ハケを買って家の外で塗りましょう。一軒家の場合なら庭で作業ができますね。晴れた日に、ペンキが下に付かないよう新聞紙などを引いて作業をすれば上手くいきます。
ただ、日光が強いと色の調子は部屋の中で見る時と少し異なることに注意しましょう。部屋の中は直射日光が当たる時間帯ばかりではないので、少し暗めに見えます。例えば白を塗った時、外では輝いて見えるほど明るかったのに、部屋の中に入れたらそれほどでもなくなったということはあります。
もし色の調子を整えたいなら、思ったより明るめにすることをおすすめします。たまには影に入ってどのような色に見えるかを確認しながら作業を進めるのも良いでしょう。凝った棚にするならニスを塗るのも試す価値があります。テカテカしているのが好きでないのならおすすめはしませんが、質感を変えたいなら素人でも簡単にできますからね。
一枚の面を作ってから組み立てる
細い板を使って棚を作る場合、一般的な作り方は面を作ってから組み立てる方法です。色付けが終わったら、それをくっつけて面を作成していきましょう。まっすぐになるように気を付ければキレイな仕上がりになります。
そうしてできた面を組み合わせれば簡単な棚が出来上がりますが、この時計算を間違えると面の一部が飛び出てしまったりするので事前に何度も確かめることが大切です。板の売り場でなんとなく形を作り、サイズが合っているか確認するのが第一歩ですね。
棚の角が気になるようなら、粗目のヤスリを買っておくのもおすすめです。これによって角が取れるので、木材のかけらで指をケガすることもなくなります。ヤスリはどれくらい粗いのか番号で記載があるのでそれを頼りにしましょう。木材なので粗目のものでこすってしまっても大丈夫です。
ちょうど良いサイズの板が売っていなかったなら、そのようなヤスリで頑張って削るのも一つの手です。ノコギリを持っていない、扱いに慣れていないなどの理由があれば初心者ができる手ですね。
上級者が作る棚を参考にしてみよう!
棚作りと一言で言っても、上級者ともなればかなりの大物が作れます。例えば上記の写真、こちらはなんとおままごと用に作ったキッチンだそうです。右側には棚がありますが、シンプルに見えてしっかりしており、屋根まであってお店で商品を売る時に使えそうなくらいですよね。パン屋さんにありそうです。
棚は、あえてその中身を見せるように斜めの板が途中に入っています。このようなアイデアはどんどんDIY愛好者から盗んでいきましょう。上級者の作ったものを初心者が真似るとなるとちょっと難しいかもしれませんが、より簡単にかみ砕いてしまえばできるものもあるかもしれません。
この棚の中には引き出しのようなものがありますが、このアイデアをヒントに、自分が作った棚の引き出しは100均などで売っているこのようなものにしようと決めることもできますね。引き出しまで作っていたら大変ですから、一部を既存のものにするのも一つの手です。そのサイズに合わせた板探しをするという方法もありますよ!
まとめ
一見簡単に見える棚作りですが、DIYを使用と思うと意外と大変なことがわかります。けれど、収納スペースが増えて役に立つものですし、何より自分で苦労した作ったものを使える喜びはひとしおです!DIYに興味はあるけれど、何から作ったらいいかわからないという場合はぜひ小さな棚作りから始めてみてください。そうするともっとこうしたいという欲が出て来るはずです。すると次に作る時には、工具を買ってみたりDIYのための場所を確保してみたり、もっと良い環境が整ってきますよ!
30代の会社員、女性です。
モノづくりが好きでたまに創作意欲がわいてきます!