DIYと言えば壁でしょ!と言う人もいるくらい、壁をアレンジするのはメジャーになってきています。家の壁をいじるのは初心者だとちょっと怖いかもしれませんが、簡単に時間をかけずできるものもあるので、そこから始めて少しずつレベルアップしてみてはいかがでしょうか。以下のやり方を見て好きなものからやってみましょう!
キッチンの壁をタイル調にしてみよう!
まずはキッチンの壁の変更から見ていきましょう。キッチンは何かと汚れがちなので、壁が白いとこまめな掃除が必要になります。気付かないだけで、実は黄ばんでしまって壁専用の洗剤を使ってもなかなか取れないことも…。そうなるとキッチンだけなんだかみすぼらしい感じになってしまうので、ここはタイルシールを使ってプチDIYしてしまいましょう!
タイルシールとは、文字通りタイルのようなシールで、簡単に壁に貼り付けることができます。水回りに多いタイルは水はけが良いことから昔から使われてきました。例えば上の写真なんかは昔の外によくあった水道が出るところに使われていたデザインと似ています。お風呂だともう少し大きなサイズのタイルが使われているところもありますね。見たことがなくてもなんとなく想像が付くのが不思議です。
このようなタイルシールはいまやキッチンの壁のデザインを簡単に変えられると話題で、一部分のみ貼っている人もいます。よく使う上段の引き出しのみに貼ったり、汚れやすいコンロ近くの壁に貼ったりする場合もありますね。色々な色のタイルがあるのでデザイン性も高く、アクセント的に使うことでキッチンがより明るくなります。もしデザインに飽きてきたら剥がしてまた違う種類のものを貼れますし、壁が汚れないので掃除が楽です。
タイル独特のツルっとした質感がシールによく表れていますし、プクッと立体的なものだとさらにリアルになります。サイズ調整も楽で、ハサミで簡単に切れるのはその魅力の1つですね。汚れ防止、デザイン変更、どちらにも万能と言えるアイテムです。
薄いレンガを貼り付けて部屋を西洋風に!
部屋の壁を塗り替えるのは、素人ではちょっと難しいところですよね。これから引っ越しをする新しい家なら塗り替えやすいものの、生活していてタンスやベッドが置いてある部屋ならまず大きな家具を移動させるという重労働も発生します。DIYとしては楽しい工程なのですが、自宅でやるとなると現実的ではないと感じるなら、壁に軽めのレンガを貼り付けて西洋風にアレンジしてみるのはいかがでしょう。
レンガはあくまで薄いものを選ぶのがポイントです。外壁ならともかく、部屋の中だと厚みがあることで圧迫感が生まれてしまいますし、何よりくっつけるのが大変です。もし高い位置に設置してそれが剥がれてきたら危険ですしね。
究極的に薄いものならタイルシールと同様にシールがあります。しかし、レンガ調のシールの弱点はレンガにあるはずの厚みがないことからいかにも安っぽく見えてしまうこと。100均にもレンガ調のシールは売っているものの、壁によってはすぐに剥がれてしまうなど、色々デメリットが発生しています。
このデメリットを回避するならば、やはり少しは厚みがあるものを選んだ方が良いでしょう。全面貼らないのであれば厚みが見える角度があるので余計に注意すべきです。壁一面にタイルを敷き詰めるのはとても大変なので、床から50㎝のところまでをランダムに並べるという作戦もおすすめです。西洋「風」ではありますが、一気に雰囲気は変わるのでやってみると結構な達成感を感じられますよ!
レンガにも色々と種類があるので、できればたくさんのものを見てから購入してみてください。赤みがかった色だと元気な印象を与える部屋になりますし、黒を基調としたレンガだとかなり落ち着いた雰囲気になります。上の写真のように白っぽいレンガもあるので、イメージしているものとはまた違う部屋もできあがることでしょう。
DIYで仕切りとなる壁を作ってしまう方法もある!
壁を色々な材料でアレンジする方法を紹介しましたが、視点を変えれば壁を新たに作ってしまうというDIYもあります。基本的にDIYは何でも自由にできるので、このような発想だって実現させられます。
壁と言っても、大工さんが作る本格的な強度が高い壁を作るのは現実的ではないため、ここではどちらかというと「仕切り」のようなものを指します。子ども部屋にきょうだいが複数人いる場合、ちょっとした仕切りがあった方が喧嘩せず勉強してくれるとか、リビングダイニングには仕切りが欲しい時間帯があるとか、それぞれの家庭によって要望は変わってくると思います。そんな時に移動式の壁があればとても便利ではありませんか?
壁を作るなら、加工が簡単な木材がベストでしょう。大きな板でも良いですが、一枚だと強度がイマイチになることがあるので、複数の長細い板を並べて一枚の板にする方法がおすすめです。その下にキャスターを作れば、使わない時は壁際に寄せてしまっておいて、必要になったら取り出すようにできます。急なお客さんが来てダイニングやキッチンを見せたくない時などにすぐ利用できたりもしますね。
板は、ベースとなる細い金属棒にくっつける方法などがあります。板になら穴があけられるので、金属棒を結束バンドなどで固定するのです。見栄えを気にする人には向かないかもしれませんが、簡単に強度が高い仕切りを作ることができるので初心者でもやりやすいですよ!
あまり重いと倒れたりして危険なので、木材はなるべく軽くて薄目のものを選択してみてください。圧迫感がないようにしたいなら、あえてすのこのように板と板の間を開けて向こう側がうっすら見えるようにするのもおすすめです。ちょっとしたカモフラージュ程度の方が良いという場合は使いやすいでしょう。
まとめ
キッチンや自室、寝室の壁のアレンジならすぐに試せるシールや薄目のレンガを使う方法がありましたね。壁の色を変えるのは大変ですが、それならもっと手軽な方法でDIYをしちゃいましょう!壁を作りたいと思った時も、板があれば簡単にできます。動く仕切りとしてキャスターを付けてみると使い勝手もグンとアップするのでおすすめですよ。他にも、壁に関するDIY方法はたくさんあるので、皆さんがどんなアレンジを楽しんでいるのか探してみてくださいね。
30代の会社員、女性です。
モノづくりが好きでたまに創作意欲がわいてきます!