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DIYをやりたい!と思っても、どこでやるのか、場所がない、といった悩みもあるのではないでしょうか。
実際、DIYでは様々な障壁があります。もちろんどういったDIYをするのかにもよりますが、場合によっては自宅の範囲内では難しいこともあります。
こちらのページでは、DIYをどこでやるか、場所がない場合の対処方法などについてご紹介します。
DIYどこでやる
DIYをどこでやるか、これは大きな課題ですね。
もちろん自宅で気軽にできるのが一番ですが、自宅の室内なのか、それとも庭、車庫、駐車場といった外のスペースになるのか。
どこでやるかという前に、近隣トラブル等に配慮して「どこでできるのか」といったことも検討しておく必要があります。
DIYの作業工程で問題となるのはどういったことかというと、
- 騒音・振動
- 木くず・粉塵
- ニオイ
などが考えられます。
DIYでの近隣トラブルなどを避けるためにはこういった面での配慮が必要です。では、それぞれの内容について細かく見ていきましょう。
DIYで発生する騒音や振動
DIYに騒音はつきものです。金槌で釘を打つ時などもそうですが、特に電動工具を使う場合にはなかなかの騒音が出るもので、掃除機などよりうるさいものがほとんどではないでしょうか。人によっては気になる騒音となるでしょう。
筆者がDIYをしていて、最も騒音が気になるのは、電動サンダーです。大きなものを作るときは、サンダーも時間がかかり、その間結構な音がします。そのため、できるだけ効率よく終わるように、また、使用する時間帯などにも気を遣います。
筆者は電ノコは使用していませんが、電ノコやジグソーも騒音になります。電ノコより時間をかけてカットするジグソーはさらに気になるかもしれません。
騒音はなんともしがたいので、使う環境など配慮が必要ですね。
室内でできるものもありますが、それでも騒音はしますので、やはりご近所さんへの配慮は欠かせません。ほんの一日だけ騒音がする程度なら許容範囲かもしれませんが、それが毎週末ごとなど定期的に音が発生するような状況では近隣トラブルにもなりかねません。
騒音などは一度気になると敏感になり、「またか」となるとストレスにもなりやすいですよね。
カットなど音の出るものはなるべくホームセンターでやってもらったり、手ノコやハンドサンダーなど手動でやれば音はかなり抑えられるので、場合によって使い分けをする工夫も大事ですね。
DIYで発生する木くず・粉塵
木材加工が必要なDIYでは、木くずや粉塵が舞い飛びます。騒音でも苦労する電動サンダーや丸ノコ、ジグソーなどは木くずや粉塵もかなり発生します。
室内でやるのであれば集塵機は必須です。筆者の所有する電動サンダーは集塵機能付きなのですが、それでも粉塵は出るので、とても室内ではできないレベルです。室内でやるのであれば、なにかボックスの中に収めながら粉塵が舞うのを予防するなどの対策が必要でしょう。
小さなものであればそういった工夫もできますが、大型のものはやはり外でやるのが理想的です。
とにかく細かな粉塵が飛びますので、室内での使用では精密機械を養生したり、騒音とは別の配慮が必要でしょう。
集塵機は10,000円前後で購入できるので、DIYを室内でやるのであれば必須アイテムとして検討してみてはいかがでしょうか。ただし、集塵機自体も騒音の心配があります。
木くずや粉塵が出るのは、カットやサンディングによるものが大きいので、やはりこの部分での工夫が必要ですね。
DIYで発生するニオイ
DIYでのニオイといえば、塗装。
油性塗料などニオイのキツイものも多くあります。
ただ、ニオイに関しては、水性塗料を選ぶなどといった工夫次第で回避できることでもあるので、気になる場合はよく確認して選びましょう。換気ができる環境も大切です。
特に室内で塗装を行うときには、塗料が乾燥するまでは火気厳禁といった注意書きがされているものもありますので、しっかり目を通して対策しておきましょう。
ちなみに、塗料では自然発火することがあるという注意書きもよくあります。
これは、油性塗料が酸化して酸化熱が発生、その熱がどんどん上昇すれば出火することがあるというものです。
揚げ油など大量に放置しておくと発火することがありますが、それと同じです。
塗膜となった塗料が自然発火することはありませんが、例えば塗装に使った塗料をたっぷり吸ったウェス・新聞紙やダンボールなど、大量に集めて置いておくと自然発火の危険性が高くなるので、使い終わったら、十分に水に浸してビニール袋に入れて廃棄しましょう。
DIYの場所貸しスペースを利用する
自宅にスペースがなくてもDIYはできる
自宅では難しい場合でも、DIYができる場所貸し、レンタルスペースというのもあります。
有料になりますが、騒音など考えれば安心ですね。
スペースのみ貸す場所もありますし、ホームセンターの工作室のようなスペースもあります。
ホームセンターでは、有料カットサービスもありますし、工具を貸し出してものづくりのできるスペースを貸し出しているところもあります。中には工具持ち込みOKというところもあるので、近隣でそういったホームセンターがないかチェックしてみましょう。
大きなホームセンター以外でも、貸し工房や、DIY用のレンタルスペースなどもあったりします。
作りかけの作品を置かせてくれるところもあったり、サービスも様々です。
もちろん地域によりますが、自宅にスペースがなかったり、騒音が心配な場合は、こうした選択肢もあるので探してみてはいかがでしょうか。
DIYを自宅以外でやるメリット
DIYを自宅で気兼ねなくやれるのが一番取り掛かりやすいですし楽ですが、レンタルスペースなど場所を借りてやる場合のメリットというのもあります。
例えば、工具を貸し出してくれる工房であれば、自宅に工具を揃える必要がなく、近隣トラブルの心配なし、DIYスペースの確保も必要ありません。工具の使い方を教えてくれる工房もあります。
何より、専用スペースで広さもあり、小さな汚れやキズを気にすることもなく、作業も快適、後片付けなどもラクラクです。
自宅でやるとなると、工具の片付けや掃除なども大変ですし、工具の収納スペースなども必要になってきます。
レンタルスペースなどで全て借りることができれば、よりスマートにDIYに挑戦することができますね。材料も調達できれば手ぶらで出かけてDIYが楽しめます。
騒音や粉塵の出る部分のみレンタルスペースでやって、あとの組み立ては自宅でやるなんてことも可能です。
さいごに
自分の家で気軽にサクッとDIYできるのが理想ではありますが、騒音や粉塵など自宅でやるにはちょっと抵抗を感じてしまう難点もあります。
せっかくDIYを始めても、家族の理解が得られなかったり、近隣トラブルに発展してしまっては残念ですよね。
そんなときは、ホームセンターでカットの依頼をしたり、工具もまとめて借りられるDIY工房やレンタルスペースなどを探してみましょう。
有料にはなりますが、カットされた木材を組み立てるだけにすればそれほど大きな騒音にもならず、作業もグンと楽になります。
またレンタル工房などがあれば、工具を買い揃えたり、工具の収納場所で悩むなんてこともなく無駄なコストを省くことができます。
DIYを安心してできるスペースを探してものづくりを存分に楽しみましょう。
mamamakiと申します。DIYの知識が全くなかったDIY初心者の頃から家のリフォームにチャレンジした経験があります。いまではDIYでデスクや棚、キッチンカウンターなどを作るなど日々ものづくりを楽しんでいます。初心者の頃に体験した失敗談など織り交ぜながら、DIY初心者さんの参考になる役立つ情報をお届けします。