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DIYでの机作り 天板と脚選びから反り防止対策まで初心者向けに解説!

DIYで机を作る際に、天板や脚の選び方など、安定してしっかりとした机を作るために事前に知っておきたいことをまとめてご紹介します。

DIYで机を作るのは簡単なようですが、実は意外と難しく、事前に知っておきたい注意点などもあります。

せっかくDIYで机を作るなら、長く愛用できるものを作りたいですよね。
こちらのページでは、DIYでの机作りについての天板や脚の選び方、さらに反り防止などを含めた作り方などについてご紹介します。

DIYで机を作る

DIYで木材から机を作るには、天板ととなる木材と机の脚を用意して組み立てていくという工程になります。とても簡単にできそうなイメージですよね。
ですが、安定感のあるテーブルを作成するというのは、意外と難しいものです。

何が難しいかといえば、作りが単純だから、とも言えるでしょう。天板に脚が付いているだけですから、少しでも狂いが出ればガタつきが出てしまったりします。

ガタガタと安定しない机では快適に使うことができません。

では、安定感のあるしっかりとした机をDIYで作るために必要な情報を見ていきましょう。

机のDIY 設計で考慮すべきこと

机のDIY、なんとなくイメージだけでも作ってしまえそうですが、しっかりとしたものを作りたいならまずは設計を考えましょう。

机の設計をするにあたっては、

  • サイズ
  • 設置場所
  • 使いみち
  • 主に誰が使うか
  • 必要かつ快適な高さ
  • 机に何を置くか
  • 耐荷重はどれくらい必要か

といったことをしっかりと確認しておく必要があります。
例えば、PCデスクを作るのであれば、パソコンやモニターのサイズ、それ以外の作業をするためのスペース、どれくらい余白となるスペースが必要か、といったことを考えて天板サイズを決めていきます。

また、お子様用の勉強机などを作るのであれば、収納のしやすい棚や引き出しも必要だったり。

DIYでは、引き出しを後付で付けることも可能ですが、脚の取り付けや反り止めの配置なども関係してくる部分なので、ここはしっかりと設計段階で考えておきたいところです。

特に、天板のサイズや高さなど、あとから変えにくい部分は実寸を確認しながら検討することをおすすめします。愛用している椅子などがあれば、その高さに合わせるといったことも大事です。

DIY 机の天板の選択肢や選び方

机の天板をどうするか、これにはいろいろと選択肢があります。

DIYで作る場合でよくあるのが

  • 無垢の一枚板
  • 集成材
  • 合板
  • 数枚の板を繋ぐ

といった選択肢です。

天板の厚みも大事な要素で、3センチほどの厚みがあると重厚感のある机が作成できます。実際のテーブルなどを見て、厚みを確認してから選ぶといいですね。

無垢の一枚板は、やや入手しにくく高価なもの。厚みがあるものはより高価になります。DIY初心者にはちょっと手を出しにくい素材ですね。
その点、集成材・合板・数枚の板を繋ぐといった材料であれば比較的リーズナブルで挑戦しやすくなります。

例えば、無垢の一枚板なら万単位、数十万円というものもありますが、集成材なら高くても1万円前後、合板や板を繋ぐのであれば数千円からといった費用で作ることができます。

まずはこうしたリーズナブルな材料でしっかりとした机を作るところから始めていくのがおすすめです。

集成材であれば、無垢の木の質感はそのままで見た目も美しく机の天板としてそのまま使用することができますので、初心者向きです。少々価格がアップしますが、天板用に加工されたものも市販されています。

用途にもよりますが、合板を使う場合は、塗装等で見た目をきれいに仕上げるといった工夫も必要になってくるでしょう。厚みのあるラワン合板などを塗装して机を作れば、軽量ながらしっかりとした質感のものを作ることも可能です。

幅の狭い板を複数繋げて天板にするには、段差のないようにどう繋げていくか、その技術が必要になってきます。

こうしたことを踏まえて、天板の素材に何を選ぶか、検討していきましょう。

ちなみに、机の天板の木目は横方向に平行になるように配置するのが基本です。

DIY 机の脚の選択肢や選び方

DIYで作る机の脚選びでも選択肢はいろいろあります。

木材で脚を作ることもできますし、スチール製やアイアン製の机用の脚もいろいろな形状のものが市販されています。天板に取り付けるだけのタイプであれば、初心者の方でも挑戦しやすいですね。

テーブルの脚は棒状の脚もあれば、枠状や箱状の脚もあります。さらに言えば、昇降式の脚なんていうのもあり、手動で昇降するもの、電動で昇降するものもあります。

座りっぱなしの姿勢が身体に良くないということで、最近ではスタンディングデスクなども注目されていますが、座っても立っても作業ができる机の脚というのも便利です。

机の脚の形状というのは、思っている以上に使い勝手や設置場所に影響のあるものですから、机の足回りの環境なども考慮して、ニーズに合ったものを選びましょう。

DIYでの机の作り方 反り防止について

DIYで机を作るときに忘れてはならないのが木材の反りについてです。

机の反り止め・反り防止

木材を机の天板として使う場合、一定の場所に荷重がかかるかと思います。
例えば、パソコンデスクならパソコンやモニターを置いておく部分にずっと一定の負荷がかかり続けるわけです。

木というのは、どうしても反りが出るものですので、反り防止をしておかなければ後々の不具合につながってきます。

天板が反るということは、脚にガタつきが出るということですから、対策が必要ですね。

例えば、市販の机の裏などを見てみると、このように反り防止の処置がされているのがわかります。

天板となる板裏の外周部分を囲むように木材を取り付けていて、その間にはめ込むように幅の細い板を挟み、さらにその上から角材のようなものでビス止めしてあります。

このようにしておかないと、木材が沿ってしまえば直すのはなかなか難しいので、丈夫な金具等でビス止めするなど、DIYでできる範囲で反り防止対策をしておきましょう。

木が反る方向を知る

反り止めも方向が間違っていれば効果が発揮されません。

木材というのは、湿度が高いと膨張し、乾燥すると収縮します。その木の呼吸で反りなどの狂いが生じるのです。

木材は、その場所によって反りやすかったり反りにくかったりしますし、厚みによっても変わってきます。薄い板は反りやすいです。

集成材は無垢材より反りにくいと言われていますが、それでも反りは出ます。

どのように反るかというと、このように、年輪の外側に沿ったり、内側に沿ったりします。湿気を吸って膨張したときと、乾燥して収縮したときで反り方が変わってきます。そのため、反り止めをするなら、この動きを抑えるように加工しなくてはいけません。

また、幅の狭い木材をつなぎ合わせて大きな天板を作る場合は、それぞれの板が反ることになるため、木表と木裏を交互にしてつなぎ合わせることも大事です。
木表と木裏を交互にすることで、全体が同じ方向に反るという不具合を防ぐことができます。

さいごに

DIYで机を作る場合には、まず設計を考えて、反り防止や配置場所での脚の形状などしっかりチェックしてから材料を決めることが大事です。

机の天板も脚も、DIYならお好みに合わせて作ることができますが、せっかくなら長く安定して使えるものを製作したいですね。

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