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壁紙の張り替えは簡単って聞くけど、本当に簡単なのか、気になるところですよね。
筆者はその言葉を真に受けて、最初はトイレから、さらには洗面所、リビングと壁紙の張り替えを実際にやってみました。
こちらのページでは、壁紙の張り替えについて、DIYで簡単にできるのか、実際にやってみた筆者の体験を踏まえつつ、必要な道具や壁紙の選び方などについてご紹介します。
壁紙の張り替え DIYは本当に簡単なの?
壁紙の張り替えは、いざやってみると、「簡単でもあり、難しくもあり」といったところです。
コツさえ覚えてしまえば、簡単ですが、簡単にはいかない部分もあるのです。
いきなり知識のないままに壁紙の張り替えをやるとなればかなり難しいのですが、予習をしっかりすれば自分で費用をかけずに完了させることもできます。
まずは、壁紙の張り替えに必須の道具などから見ていきましょう。
壁紙の張り替え DIYで必要な道具
壁紙の張り替えには、必ず必要な道具があります。
- なで刷毛
- ヘラ
- カッター
- 地ベラ
- ローラー
この5つは必ず必要です。
壁紙の張替えを成功させたいなら、まずはこれらの道具をしっかりと揃えておくことが大事です。
道具がしっかりしていれば、仕上がりもキレイになります。
なで刷毛

これは、壁紙を空気を抜きながら壁に密着させるのに活用します。ほどよいコシのある短めの刷毛というのがポイントです。幅の広い刷毛が便利です。
ヘラ

ヘラは、隅をきっちりとクセ付けをして仕上げるために使います。このヘラのカーブしている部分を隅に当てて滑らせることで、きれいにクセ付けができます。この作業をしてからカットすれば、浮きも出ずに美しく仕上がります。

安価なたけべらでもOKですが、すべりのいい薄型のステンレス製のもののほうがより使いやすいです。
カッター

壁紙の張替えでは、カッターの切れ味がとても大事です。
カッターなどは普通のご家庭にも一般的によくあるものですが、壁紙用のカッターというのは刃がとても柔らかく、しなるようにできていて、普通のカッターとは異なります。

柔軟性のある刃をやや長めに出して、地ベラに添わせてカットするとキレイにカットできます。
カッターは、特に壁紙の仕上がりに大きく影響します。数百円で購入できるので、専用のものを準備したいところです。
地ベラ

カットする際のガイドとなるのが地ベラです。地ベラを当てて、外側となる部分をカッターでカットしていきます。

壁紙専用の地ベラは、このように片方の角が丸くなっていて、その丸い方を進行方向に沿って動かします。そうすることで、スムーズにヘラを動かすことができて、さらに壁紙が破けるのを防ぎます。
これをきっちりと当ててカットすることでキレイな仕上がりになります。
幅が広いもののほうが効率よく作業できます。
ローラー

壁紙同士が合わさる部分や、端の部分をローラーでしっかりと圧着してキレイに仕上げます。
このひと手間で継ぎ目が目立たなくなり、壁紙が端から浮き上がってくるのを予防してくれます。
以上のように、なかなか一般家庭にあるもので代用するのは難しいので、これらは一式揃えておくべきでしょう。
壁紙張替え用の道具セットなども販売されています。ただしセットものはそれほどグレードが高くないものだったりするので、本格的にあちこち張り替えるのであれば、よりしっかりとしたものを選ぶことをおすすめします。
壁紙の張り替えDIY おすすめの壁紙は?
DIYで壁紙を張り替える場合、手軽に入手できるものとしては、
- のりなしタイプ
- 生のりタイプ
- シールタイプ
といった種類があります。
のりなしタイプ
のりなしタイプは、自分で糊を付けて準備をするところからスタートするので、初心者の方には少々ハードルが高いでしょう。
糊や、糊付け用のローラーはけ、はけ、容器などさらに道具が必要となります。
ですが、自分で糊付けするのであれば、いつでもできるというメリットもあります。
生のりタイプ
生のりタイプは、文字通り壁紙にあらかじめ生のりが付いている状態のもの。
乾くまでの間は位置をずらすなどして微調整しながら張り替えできるので、初心者向けです。クロス屋さんなどプロの方が多く使っているのも生のりタイプですね。
シールタイプ
よく100均などで販売されているのはシールタイプですね。貼ってはがせるタイプというものもありますが、何度も貼ったり剥がしたりをしていれば粘着力が弱くなりますし、生のりのように貼ってからちょっとズラすといったことができません。ただ、糊が不要で、いつでもサッと貼れるので簡単です。
生のりタイプは、市販のものもありますが、ホームセンターなどで壁紙を好きな寸法でカットしてもらい、生のりを付けてくれるといった有料サービスもあります。ホームセンターに気に入った壁紙があればとても便利に利用できます。
筆者は、ホームセンターののりなしタイプの壁紙をカットしてもらい、有料で生のりを付けてもらって壁紙を張り替えました。
生のりを付けるサービスを利用すると、じゃばらに折りたたまれた状態で手元にきますので、それを重力で広げながら貼り付けていきます。
寸法をカットして糊付けしてもらえるので、貼るのも比較的スムーズにできます。
約90センチの幅で必要な寸法×枚数で計算してオーダーすれば、数十分でやってもらえるでしょう。
生のりタイプは時間が経過すると、壁紙が生のりの水分を含んで柔らかくなり、破けやすくなったりして、どんどん扱いにくくなるので、できるだけ早く貼ってしまうのがおすすめです。
筆者の場合は、ホームセンターで24時間以内に貼るように、と言われました。
クロス屋さんでは、糊が乾かないように保護袋にしっかりと入れて、乾きやすいときは濡れタオルなどを入れておけば一週間ほどもつと言っていました。ご参考まで。
のりなしタイプの壁紙は1mあたり数百円。生のりを付けてもプラス100円以下で収まりますので、かなりリーズナブルに張り替えができます。
シールタイプはのりなしタイプの壁紙と比較するとかなり割高になります。
大きな面積を張り替える場合は、のりなしタイプや生のりタイプで、小さな面積ならシールタイプと使い分けてもいいですね。
さいごに
DIY初心者でも壁紙の張り替えは可能です。
ただし、最初は失敗ありきで小さな一面だけ張り替えるといった感じでトライしていくのがおすすめです。
最初はできるだけ障害物のない壁をターゲットにして、アクセントクロスなどへの壁紙張り替えを試してみてはいかがでしょうか。
たった一面壁紙が変わるだけでも、大きく雰囲気が変わるものです。

mamamakiと申します。DIYの知識が全くなかったDIY初心者の頃から家のリフォームにチャレンジした経験があります。いまではDIYでデスクや棚、キッチンカウンターなどを作るなど日々ものづくりを楽しんでいます。初心者の頃に体験した失敗談など織り交ぜながら、DIY初心者さんの参考になる役立つ情報をお届けします。