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のこぎりの苦手を克服!切り方のコツを知って腕を上げる

のこぎりで木材を切るのは思っている以上に難しいものですよね。筆者ものこぎりが苦手でした。ですが、コツをつかめばとても便利な工具なんです。こちらでは、のこぎりの苦手を克服するために、選び方や使い方のコツについてご紹介します。

のこぎりが上手に使えるようになると、DIYの腕も上がります。
簡単そうに見えるのですが、のこぎりをうまく扱うのはなかなか難しいもの。苦手という方も少なくありません。

かく言う筆者も、のこぎりって刃が引っかかるし、全然うまく切れない!と最初は本当に苦手でした。ですが、その苦手意識を克服したらDIYがより楽しく気軽にできるようになったのです。

こちらのページでは、どんなのこぎりを選べばいいのか、うまく切れない、まっすぐ切れないなど、のこぎりの苦手を克服するための情報やコツをご紹介します。

のこぎりの苦手を克服!おすすめののこぎり

DIY初心者が初めてのこぎりを購入するなら、持ちやすいサイズ感で選びましょう。
詳しくは後述しますが、「縦横斜め挽き」で、「あさり」があまり大きくないもの、刃先が細かめのものを選ぶと初心者でも扱いやすくおすすめです。

のこぎりの刃先はギザギザとしていますが、このギザギザ加減はどれも同じではなく、のこぎりの種類などによって異なります。

ギザギザが大きいほど木材に引っかかりやすく、抵抗がかかります。そのためDIY初心者の方や女性には扱いにくくなります。そういったのこぎりを使うと、筆者のようにのこぎりに苦手意識を持ってしまいます。

女性ならちょっとこじんまりとしたサイズ感で、目の細かいめのものを選ぶと扱いやすいでしょう。自分の手で持ってみて、サイズやグリップの感触など確認するのも大事です。

実際に木材をカットしてみると、刃の長さや目の粗さによる違いもわかり、自分に合ったのこぎりを選ぶことができるようになってきます。

のこぎりの切り方のコツはここが大事

のこぎりで木材を切る場合、どうしても力が入ってしまいますよね。ですが、これが間違いなのです。のこぎりは優しく、あまり力を入れずに動かしたほうがスムーズに切れます。

大事なのは、力で切ろうとしないことです。
優しく前後に動かし、刃が入っていったら引く時に切ることを意識しながらラインにそって切っていきます。

木材に対して30度ほどの角度で使用すると切りやすいです。材料の素材や厚みによって適した角度も違うので、角度を変えて試してみましょう。

最初は優しく、力を入れずに印を付けたラインに沿って動かします。

もしここでラインからズレてしまうようなら、先にカッターなどで切り目を入れておくことをおすすめします。そうすることで、のこぎりの刃が入りやすくなります。カッターでラインを入れるときは、定規などで正確にカットしましょう。

切り進んで最後の方になると木の端が割れやすくなるので、切れ端が落ちないように押さえるか、裏返して反対側からカットすると割れを防ぐことができます。

のこぎりは刃先が粗く、手などに当たると非常に危険ですが、優しく動かすことで安全に使えます。

ガイド活用で木材をまっすぐ切る

カットする木材は作業台などにしっかりと固定しましょう。
手先で押さえるだけでは、木材ものこぎりもブレやすくなり、うまく切ることができないだけでなく、危険です。

のこぎりで、よりまっすぐ切るには、ガイドを使うのがおすすめです。
刃が左右にブレることで切断面が曲がってしまうので、のこぎりの面をある程度固定するのです。

のこぎりガイドにはいろいろ種類があり、100均でも上の写真のようなのこぎりガイドを入手できます。家にある端材などでまっすぐな材料があればそれを活用することも可能です。カットする材料より高さのある木材を固定してガイドとするだけなので、簡単で、より正確に切ることができます。

より精度を求めるのであれば、少々お値段が高くても、しっかりとしたものを入手されるのがベストです。

安定して正確なカットができるようになれば、精度の高い作品を作れるようになるので、ここはしっかりと精度の出るものを使用したいところですね。

カットの精度はそのまま作品の精度に反映されますので、曲がったラインを組み合わせれば、いくらがんばってもゆがみのある作品に仕上がってしまいます。

のこぎりの種類

のこぎりと言っても、その種類もたくさんあります。
DIYでよく使われるのは、片刃のこぎり、引き回し鋸、ハンドソーなどですね。大きな材料を切るには一般的な片刃のこぎり。細かい部分を切るときは引き回し鋸といったように使い分けます。

切る材料によっても

  • 木工用
  • 金属用
  • レンガ・ブロック用
  • ダンボール用
  • 粗大ごみ解体用

など様々な種類があります。

のこぎりは、刃の形状、刃先の形、刃の厚み、サイズ、カットする材料別などで選ぶことができます。刃の交換ができるタイプもあります。

木材用ののこぎりで金属などを切ろうとすれば、刃を傷めてしまいます。目的に合わせたのこぎりを使いましょう。

のこぎりの縦引き・横引き

木材をカットしたい場合でも、縦引き横引きなど切る方向によっても適したのこぎりというのがあります。

【横引き】

木目を切断するようにカットするのが横引きです。木目というのは年輪で、実際に切ってみるとわかりますが、硬さがあります。その木目を断ち切るのには、強い切断力が必要になります。

【縦引き】

木目に沿ってカットするのが縦引きです。抵抗が少なく、横引きより楽にカットすることができます。

【縦横斜め挽き】

横引きでも縦引きでも木目に関係なくカットできる「縦横斜め挽き」という刃もあります。縦横斜め挽きのものを購入すれば、どんな方向からのカットにも対応可能です。

両側に刃がついた両刃タイプののこぎりは、片方が横引き、もう片方が縦引きといった作りになっています。

家庭のDIYで使用するのであれば、縦横斜め挽き刃の片刃タイプのものが材料を選ばず扱いやすいのでおすすめです。

のこぎりの「あさり」とは

のこぎりの刃先というのは、「あさり」といって尖った刃先が交互に左右に振られています。その抵抗で木材などを切断します。

このあさりが左右に大きく出ているほど、切る際に抵抗が大きくなり素早く切ることができますが、切断面は粗い仕上がりになります。逆にあさりが小さいと、切断面はきれいに仕上がりますが、やや時間がかかります。

また、刃先が左右に振れていない「あさりなし」ののこぎりというのもあります。あさりなしののこぎりは、ネジ穴隠しなどでダボを埋め、はみ出した部分をカットする場合などによく使われます。

のこぎりの厚みと材料の誤差に注意

のこぎりの厚みやあさりの大小によって、切断時に材料が削られます。
例えば長さのある材料から10センチ長さのものを複数カットする場合など、最初に10センチごとの印をつけるのではなく、1つカットして、そこから新たに10センチを測って切るようにしましょう。

最初に複数の印を付けてカットしていくと、のこぎりのあさりの厚みの分の誤差が生じてしまいます。

まとめ

DIY初心者にはちょっと使いにくい印象があるのこぎりですが、選び方やコツをつかめばとても便利で、DIY技術アップにも繋がります。

のこぎりをあまり使ったことがないのであれば、最初は刃のギザギザが細かいものを選ぶと切りやすいです。

サイズも様々にありますので、実際に持ってみて扱いやすいものを見つけましょう。

カットで大事なのは力を入れすぎないことです。
最初の刃が入りにくいときは、カッターでのこぎりが入りやすいようにしておくとスムーズですので試してみて下さい。

のこぎりでまっすぐ切るのは難しいものですが、切り方のコツをつかみ、さらにガイドなどを使うことで驚くほど精度を上げられるのです。

のこぎりを味方につけるとDIYの幅も広がりますよ。

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