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DIYを始めるなら、工具が必要ですよね。
でも、DIYに初めてチャレンジするときは、何が必要なのかもよくわからないもの。
筆者も最初はプラスドライバーくらいしかもっていないDIY初心者でしたが、段階を踏んで少しずつ工具を増やしてきました。
そんな筆者が独断と偏見で「DIYで持っていると便利な工具12選」をご紹介します。
DIYで持っていると便利な工具12選
筆者が購入して、実際に使って、「これは買って良かった」と思っている工具たちです。
電動ドライバー 下穴を開けるドリルビットセット
電動の工具で初めて購入したのが電動ドリルドライバーです。
電動のドライバーというのは大きく分けて、
- 電動ドリルドライバー
- インパクトドライバー
の2種類があって、すごくざっくり言うと、ドリルドライバーよりさらにパワフルなのがインパクトドライバーです。
電動ドリルドライバーでもパワフルなんだけど、インパクトドライバーはよりパワフル。
なぜインパクトドライバーがよりパワフルなのかというと、名前の通り、インパクト(衝撃)を与えながら回転するから。
そのため、インパクトドライバーはネジを締める目的がメインになります。穴を開けるドリルとして使うにはインパクトがかかってビットドリルが折れてしまうことがあるなど、あまり向いていないのです。
下穴も開けたいし、ビス止めもしたいというのであれば、電動ドリルドライバーを買うことでどちらもカバーできます。
筆者の場合は、下穴を開けるのにも使いたかったので、まずは電動ドリルドライバーを購入しました。
それまで、100均で購入したようなプラスドライバーを使っていたので、電動ドリルドライバーを購入して初めて使ったときは「もっと早く買えば良かった」と思いました。
下穴を開けて、ビスを打つ場合のビット交換が少々手間ではありますが、ビット交換に慣れてしまえば大した手間ではないですし、作業が増えてきたらインパクトドライバーを買い足してもいいかな、と思っています。
ビットというのは、電動ドリルドライバーの先につけるパーツのことです。
プラスドライバーの先端とか、ドリルの先端とか、そういったビットが各種あり、用途に応じて付け替えます。
ビットは、ひとつずつ購入することもできますが、コストを抑えたい場合はビットセットを購入するのがおすすめです。
個人的に使っているのは、普通のプラスのビットと下穴を開けるドリルの3mm~10mmのドリルセットです。
この他に、長さのあるプラスビットや、小さい頭のネジにも使える小さいサイズのプラスビットがあればほとんどの作業ができてしまいます。
プラスドライバー
電動ドリルドライバーがあっても、やはり手回しで使えるプラスドライバーは必要です。
電動ドライバーは大型になるので、ビス止めする場所によっては届かない場合もあるため、コンパクトなプラスドライバーがあると便利です。
のこぎり
のこぎりがあれば、作れるものの範囲も広がります。
買ってきたままの材料を組み立てるだけでもいいのですが、ちょっとしたカットでもできるだけで作れるものが変わってきます。
最初は小型のものを購入すると使いやすいです。
のこぎりって、ついつい木材を切ろうと力を込めてしまいがちですが、力を抜いて引く時に切るように意識して使うと、上手にカットできます。
のこぎりガイド
のこぎりを使うなら、まっすぐカットするためのガイドがあると仕上がりが全然違います。この写真はマイターボックスという2×4材用ののこぎりガイドですが、他にも種類があります。
まっすぐにカットしているつもりでもどうしても切断面が曲がってしまうもので、ガイドがあるとないとでは大違いです。
コンベックス
これ、メジャーでなく、コンベックスと言います。メジャーっていうのは、仕立て屋さんが洋服を作るために採寸するような、あの柔らかいものを言うんですね。
コンベックスは、2m前後の長さを測るのであれば、100均とか安いものでなく、最低でも500円以上のものがおすすめです。安いものは、長いものを一人で測るとき、クネっと曲がってしまってなかなか正確に測れないんですね。
値段が高いものはしっかりしているので、一人でも結構な長さを測ることができます。これ、一人でDIYするときには結構重要なポイントになるんです。
さしがね
このL字の定規、さしがねといいます。
これがあると、直角を確認しながらの計測が楽にできます。
DIYでは直角が正確に出ていると、精度の高いモノづくりができます。
計測もそうですが、例えば組み合わせた木材が直角になっているかどうかなどさしがねを当てて確認することもできます。
おもちゃのようなミニチュアサイズのもあって、あまりのかわいさで大きいのを持っているのについつい買ってしまいましたが、ほぼ使っていません。もっと使ってあげたいです。
水平器
こちらも差し金と同様に精度を出すためには必須のアイテムです。
棚の組み立てや、壁面に飾り棚など取り付けるときなど、水平を確認できると安心感が違います。
大型で高価なものもありますが、DIYで使うにはコンパクトでマグネット付きのものが便利です。マグネットが付いていると、迷子になりにくいし、この画像よのように細い鉄製のものにもピタッとくっついて水平を確認できます。
スプリングクランプ
小型のスプリングクランプがあるとちょっと材料を固定したいときなど便利です。洗濯バサミの巨大版みたいな感じで使いやすいです。
クランプにはいろいろな形があり、全般的に価格が高めなのですが、小型のスプリングクランプであればひとつ数百円で購入できます。
クランプは、ものによって使い勝手がかなり違うので、必要に応じて選び、使ってみて良かったら買い足すのがおすすめです。
電動サンダー
木材のやすりがけという工程はとっても大事ですが、手間のかかる地味な作業です。電動サンダーはその地味で疲れる作業をサクサクっとやってくれるありがたい工具です。
電動サンダーにも種類がありまして、
- オービタルサンダー
- ランダムサンダー
- ベルトサンダー
- コーナーサンダー
といったものがあり、筆者はランダムサンダーを購入しました。
なぜランダムサンダーを購入したかと言うと、大量に野路板という粗い仕上げの木材をやすりがけしたかったからです。
ランダムサンダーは円形のパッドが回転しながら材料を研磨します。広い面積をパワフルに手早くやすりがけできるのが特徴です。細やかな仕上げの研磨には向かないのですが、野路板のような粗い素材をキレイにするのは得意です。
サンダーを使用するときは、防塵メガネと防塵マスクが必須です。使用しないと目にも口鼻にも木の粉が入って大変です。
筆者が使用しているのは、BOSHの集塵機付きランダムサンダーですが、それでもかなりの粉塵が出ますので、室内での使用なら本格的な集塵機がないと厳しいです。
ハンドサンダー
これは、手でやすりがけするときにあると便利です。
ランダムサンダーを持っていますが、仕上げにちょこっとだけやすりがけしたいときにわざわざ外に出て電源コードをつないで、といった手間をかけずにできるのが魅力です。
端材にやすりを巻きつけるようにしてやするといった方法などコストのかからない方法をいろいろ試したのですが、ずれてしまったり不便で、結局ハンドサンダーを購入するに至りました。
下地センサー
DIYで家の壁にビス止めしたいときなど、柱がどこに入っているか調べる必要があったらこの下地センサーが便利です。
強度が必要な場合、柱にしっかりとビス止めしたいのですが、壁を見たり叩いたりしても、素人にはどこに柱が入っているのか全く判断が付きません。
それをサポートしてくれるのが下地センサーです。使い方のコツがいりますが、あると便利です。ただし、使う頻度が低い割にお値段が2,000円前後するのでちょっと悩ましいところです。
ネジザウルス
ネジ山が潰れてしまっても、外すことができるというネジザウルス。
これには何度も助けてもらっています。わずかな取っ掛かりさえあれば、ネジでも釘でもホッチキスの針でも、ガッチリと掴んでくれます。
筆者は釘がどうしても抜けずに釘抜きを買ってきたのですが、それでも抜けず、このネジザウルスでやっと抜くことができました。
DIYで困ったときに頼りになる、強い味方です。
さいごに
DIYを始めると、あれもこれも便利そうで次々と工具が欲しくなってしまいますよね。
ですが工具は値段も高いものが多く、本当に必要かどうか、ずっと使うのか、代用できるものはないかなどじっくり考えて購入することをおすすめします。
種類やメーカーも多種多様で、工具も千差万別。マルチな機能を持つものもあれば、ひとつの作業専用の工具もあったり、知れば知るほど奥が深い世界。
無駄なく工具を揃えて、DIYを楽しみましょう。
renock運営会社。
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