投稿者:

DIYのものづくり 失敗しないために知っておきたい5つのポイント

DIYに挑戦するとわかってくるのですが、正確に作るってなかなか難しいものです。せっかく材料費をかけて作るのだから、しっかり使えるものを作りたいですよね。そこで今回は、DIYでのものづくりで失敗しないためのポイントなどについてご紹介します。

DIYで棚やテーブルなど自在にものづくりをする人を見ると自分でもやってみたくなりませんか。
最近では100均のグッズを使ったDIYなど、女性のDIYerも増えていますよね。

DIYに初めて挑戦するにしても、「ちゃんと完成できるか不安」「どんな道具を使えばいいのか」などわからないことばかりではないでしょうか。

そこでこちらでは、DIY初心者さんがものづくりにチャレンジするにあたって、失敗しないために知っておきたい5つのポイントについてご紹介します。

DIYは失敗から

『失敗しないために知っておきたい5つのポイント』というタイトルでありながら、「DIYは失敗から」というのは大きく矛盾しているようですが、これにはちゃんと理由があるのです。

DIYを始める前にまず知っておくべきなのは、最初は「失敗が当たり前」ということです。

DIYでは、自分でどう作るかを決め、材料を準備し、そこから組み立てていきます。

DIYで例えば小さな棚を作るとしましょう。
大まかなステップとしては、

  1. 設計
  2. 材料選び
  3. 材料のカット
  4. 組み立て

といった流れが一般的です。

こうした工程の中では、実は失敗しやすい部分というのがたくさんあるんですね。
これを知らずにチャレンジして失敗してしまうと、心が折れてしまうので、ここは少しずつ成長するつもりでトライするのが正解です。

DIY 失敗しないために知っておきたい5つのこと

DIYではどういったことで失敗をしやすいのか、それを知っておけば失敗も少なく作業ができるはず。

ということで、実際にDIYで棚やデスクを作って失敗もたくさん経験してきた筆者が、DIYのものづくりで失敗しやすいのはどういったところか、実例を踏まえてご紹介します。

DIY 設計での失敗

DIYで最初に立ちはだかるのは、「設計」です。

筆者はここでたくさんの失敗をしました。
しっかり計算して寸法を出したつもりが、板の厚みを考慮し忘れたり、計算ミスをしていたり、しっかり設計したつもりがいざ組み立てようとしたら迷子になったり。

なにより、棚やデスクなど作る場合は、強度というのが大事になってきます。DIYの設計では、どう組めば強度が出るか、といった視点も大切なんですね。

例えばホームセンターなどで購入できるカラーボックスなどは、説明書通りに組み立てるだけで強度もしっかり、精度のよいきれいな棚が仕上がりますが、DIYではこれをゼロから作るわけですから、自分だけが頼りです。

寸法を間違えてしまえば、しっかりとした棚が作れませんし、ガタつきや強度不足の原因にもなり、もちろん見た目もブサイクになってしまいます。それではガッカリですよね。

初めてものづくりをするときは、極力設計が簡単な「箱もの」からトライするのがおすすめです。
実際に作ってみると、正確な箱を作ることが実はとても難しいことだというのがわかります。まずは箱作りに慣れていくことに専念すれば、そこからいろいろ応用ができるようになります。

DIYの材料選びでの失敗

DIYでものづくりをするには、木材など材料が必要ですよね。
ホームセンターにいくと、たくさんの種類の木材が並んでいて、値段も様々。どの材料を選べばいいのか、そこから迷ってしまうことでしょう。

材料選びでも、筆者はいろいろチャレンジして、失敗もしました。

一番の失敗は、デスクを作り、引き出しも付けたのですが、全く別の木材で引き出しを作ってしまったことです。杉の天板でデスクを作ったのに、引き出しは桐の集成材にしてしまい、結果、違和感あり、なんとも言えない残念な仕上がりになってしまったんです。結局取り外して、杉材で統一したら、やはり格段に良くなりました。

材料選びというのは、当然ですが仕上がりに大きく影響します。木材という点では同じでも、素材感を活かしてものづくりをするときは材料を統一した方が違和感なく仕上がります。

DIYでよく使われるのは1×4(ワンバイ)材・2×4(ツーバイ)材や、合板などでしょうか。杉や桐、パイン材といった材料もよく使われますね。木材にはそれぞれの特徴、メリット・デメリットがあり、作るものによっては向かないものもあります。

表面が荒々しい材料など安く入手できるものもありますが、やすりがけなど前処理がとても大変なので、最初は避けたほうがいいでしょう。

材料を選ぶときは、反りや割れがあるものを避けます。また、木の節がある部分というのは、穴が開いたり、硬くてネジや釘がささりにくいといったことがあるので、注意して選びたいところです。

最初にトライするなら安価なSPFのワンバイ材やツーバイ材、合板や集成材といったものがおすすめです。失敗ありきでチャレンジしてみましょう。

木材選びについてはこちらの記事もご参考にどうぞ。

DIY 材料のカットでの失敗

ホームセンターなどで木材を購入すると、店舗によっては有料でのカットサービスもあります。
1カット30円~50円というのが一般的で、基本は直線でのカットに対応してもらえます。

材料のカットというのは思っている以上に難しいものです。特にサイズの大きな木材などのカットは極力ホームセンターでお願いするのがベスト。

というのも、カットが正確でないと、どんなにしっかり設計しても仕上がりがズレてしまうからです。当たり前のことと思われるかもしれませんが、木材をまっすぐ正確にカットするというのは、想像以上に難しいことなんです。

実際、筆者はカットでの失敗は数知れず。ここは、本当に難しいです。

丸ノコなどを扱えるようになれば、正確なカットも可能となってきますが、DIY初心者さんにはちょっとハードルが高いですよね。

かといって、手ノコで正確にまっすぐカットするのもまた難しいものです。

筆者は100均ののこぎりガイドを試してみたことがありますが、ざっくりとでいいなら使えないことはありません。ただ、精度が悪くてカット面が斜めになったりするので間もなく使わなくなりました。

できれば材料はホームセンターでカットしてもらい、手ノコでカットする場合は、精度の良いソーガイドなどは必須アイテムですね。

DIY 組み立てでの失敗

DIYで設計、材料選び、材料カットと進むことができたら、あとは組み立てるだけですね。
が、この組み立てにも失敗ポイントがあるんです。

人の手が借りられるのなら、簡単にできることも、ひとりでやるとなると難易度がグンとアップしてしまいます。

例えば、2枚の板を直角に合わせる場合など、ひとりだと難しいので、クランプなど木材を固定する道具があると便利です。材料の寸法が合っていても、組み立て正確な角度が出ないと、全体が歪んでしまい、強度も心配になってしまいます。

また、取り付け手順を間違えると、あとでビス止めのドライバーが届かないなど、取り付けが困難になってしまうことも。

実際、筆者はビス止めだけならやり直しができたのに、ボンドでしっかり付けてしまったあとで手順の間違いに気づき、修正ができないという大きな失敗をしたことがあります。

組み立て手順は、前もってしっかりシミュレーションしておくと安心です。

DIYでは精度アップが失敗回避の近道

失敗事例ばかり並べてしまいましたが、DIYでものづくりをすると、達成感もあり、作品への愛着も湧くものです。

DIYを始めるなら、まずは簡単な小さな箱からスタートして、正確に作れるようになったら、箱を組み合わせながらより大きいサイズのものを作っていくと失敗も少なくてすみます。DIYでは数ミリのズレが影響するもので、たかが箱、されど箱、なのです。

DIYを実際にやってみるとわかるのですが、精度を上げるためには、精度の良い道具を使うことがとても大事です。特に直角や水平というのがポイントで、これが強度にも影響します。

100均で利用できる工具もたくさんありますが、精度を求めるものはしっかりとしたものを揃えておくと無駄な買い物をせずに活用できておすすめですよ。

まとめ

DIYに失敗はつきもの。「DIYのものづくりで失敗しないために知っておきたい5つのポイント」ということで、どういったところで失敗しやすいのか、実例をあげてご紹介しました。

設計、材料選び、材料のカット、組み立て、そして精度アップが成功のカギになります。

まずはこれら5つのポイントを意識して、正確な箱づくりを目指しましょう。精度の高い箱が作れるようになれば、そこから応用して幅広くDIYを楽しめるようになっていきます。

おすすめ記事

  1. DIY 木材塗料のおすすめ 油性と水性の違いを知って楽しく塗ろう!

  2. 案外知られていない!ネジ、ビス、ボルトの違いとは?

  3. 床のDIY クッションフロアやフロアタイル 賃貸でも可能な方法も♪

  4. フェイクグリーンで壁面をおしゃれに飾る|グルーガンで簡単♪DIY

  5. DIY 「買わなくても良かったかな」と思ったちょっと残念な工具たち

  6. DIYでの棚作り 始める前に知っておきたい5つのこと